「あいちトリエンナーレを巡る〜長者町会場(1)〜万勝S館、中愛株式会社など」 [展覧会のはなし]
あいちトリエンナーレ
http://aichitriennale.jp/
名古屋市美術館とその周辺を鑑賞した私
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26
この時間で午前11時過ぎ…
地下鉄の伏見駅から程近い
瀧定ビル前には…
「白馬がいる…」
こちらはダヴィデ・リヴァルタの作品。
http://aichitriennale.jp/artists/contemporary-arts/-davide-rivalta.html
このビルの目の前は錦通り…多くの車が行き来し、ビルも建ち並ぶ通り。
「そのギャップが何とも言えず…」
ビル街の中に迷い込んでしまった白馬達にも思えたり
私が彼らの世界に迷い込んでしまったようにも思えます。
長者町エリアに踏み込むにはとても良い道しるべにも感じられます。
さて、長者町エリアに進んでいきましょう。
さてこの日、曇り空だった名古屋市内。
午前11時をまわったこの頃には
あいにく雨がぽつぽつと降ってきまして…
「これは建物の中に入りたい」そして「あわよくば…傘を手に入れたい」
いや…雨が降らなくても…実は以前から気になる傘がありまして。
それは…長者町会場に作品が点在している「ルシア・コッホ」さんの作品。
伏見地下街
綿覚ビル
長者町繊維卸会館
こちらの作品をそのまま傘にしてしまったような…
そんな素敵な傘があったんです。
そしてこの傘、なんとこの長者町エリアにある
ATカフェでしか販売されていない傘なのでした。
さて、ATカフェというのは、あいちトリエンナーレの会期中に営業しているカフェ。
http://atsc2010.com/cafe.htm
という訳で…雨宿りと休憩を兼ねてATカフェへ。
コーヒーテイストなのになぜか白い…
不思議な「白いコーヒープリン」
そして濃厚な味のグレープジュース…
どちらも美味しかったです。
さて、噂のルシア・コッホの傘はじわじわと人気だそうで
3種類あった傘のカラーも現在はで1種のみだそう。
とはいえ私の欲しかった色が残っていて…本当に良かった。
無事に手に入れました。
実際の作品同様…このグラデーションが素敵。
どのお洋服にも合いそうな、しとやかな傘です。
ちなみにこちらは展示用。
コッホさんの作品が展示されている長者町繊維卸会館の側に
作品をそのまま切り取ったようなファブリックや傘が
展示されていましたので、そちらで撮影いたしました。
さて、このATカフェが1階に入っているビルが万勝S館というビルでして…
2階から4階までが展示スペースとなっております。
長者町エリアは、無料で入場・鑑賞できる場所が多く
大変ありがたいエリアなのですが…
「一部有料鑑賞のスペースあり」
チケットが必要なのは、1階にATカフェのあるこの万勝S館、
長者町繊維卸会館、スターネットジャパンビル、中愛株式会社。
さらに…無料で入場・鑑賞できるスペースは
繊維卸街の空きビルなどを利用して展示スペースを確保しているため…
「展示スペースが点在しているため、移動時間も考慮しなくては効率よく鑑賞できません」
という訳で…最初に鑑賞したのは、ATカフェの上にある展示スペース、万勝S館。
この中で印象的だった作品は…最上階の4階のスペースに展示されていた
市川武史の作品。
http://aichitriennale.jp/artists/contemporary-arts-street/takefumi-ichikawa.html
真っ黒なスペースにゆらゆらとオーロラ色の透かしのある布が風と共にゆらゆらと揺れ…
「限られた空間にオーロラのような幻想的なスペースに」
その布がらせんを描いているので、私はキョロキョロしながら
ゆっくりと中心へと足を進め…幻想的な空間を堪能しました。
そして万勝S館を後にして、足早に移動したのは…中愛株式会社。
こちらの地下では、映像作家、3名の作品が各数作ずつ順番に上映されていました。
ガイドブックを見て気になったは有吉達宏。
http://aichitriennale.jp/artists/video-programs/tatsuhiro-ariyoshi.html
木炭鉛筆を使用して制作されたという動画が気になりまして…
実際観てみた感想。
モノクロでありながらも、繊細な濃淡…木炭鉛筆のタッチが活きて…
じわり、じわりと見る人の心の中へと浸透していく感じでした。
「君に触れる」
トーンは非常に落ち着いているのに…
それが逆にメンタル的な部分に強く刺激を与えるというか…
見終わった後には、何かひっかかる…そんな作品でした。
同じ場所で上映されていた倉田愛実。
http://aichitriennale.jp/artists/video-programs/ami-kurata.html
「シェルター」は、ぱっと見ると、ごく日常の風景が切り取られているはずなのに…
作者独特の世界が広がり…観たこともない動物が登場したり
時に容赦ない光景が目の前でくりひろげられる。
そんな映像でした。そのせいか見終わった後は…「うーむ」
タッチとしては…雑貨屋さんなどで並んでいるポストカードなどにも
ありそうな女性が好きそうなイラストなんですけどね…
まあ、それは有吉達宏の作品もそうなんですが…
アニメーションというとどうしても「かわいらしい」とか「明るい」イメージなので
そういう先入観で観てしまうせいか…余計に足下をすくわれるというか…
お2人のアニメーション作品は、私は生々しく感じましたね。
そう、アニメーションなのに…生々しい。
不思議な感覚でした。
さて、地下の会場を後にして…歩いた先にあったのは…
ディスプレイのスペースを作品展示としていた
「丹羽幸株式会社 ミクス館」
ええ、ここは歩道から鑑賞するスペース。
もちろん無料です。
ちょうど展示されていたのは、小野友美の作品。
http://aichitriennale.jp/artists/competition/tomoni-ono.html
テキスタイルのパターンにもなりそうな
繊細な文様にも見える作品…
植物や宇宙などをテーマにしているそうです。
会期中には何度か作品の入れ替えもされているよ様子。
ウィリアム・モリスなどが好きな私には、
かなり気になる作品でした。色づかいや形の取り方に
有機的な部分を感じ…ガラス越しに温かみが感じられる作品でした。
さて…長者町エリアはまだまだ他にも展示作品があります。
ということで、つづく…
http://aichitriennale.jp/
名古屋市美術館とその周辺を鑑賞した私
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26
この時間で午前11時過ぎ…
地下鉄の伏見駅から程近い
瀧定ビル前には…
「白馬がいる…」
こちらはダヴィデ・リヴァルタの作品。
http://aichitriennale.jp/artists/contemporary-arts/-davide-rivalta.html
このビルの目の前は錦通り…多くの車が行き来し、ビルも建ち並ぶ通り。
「そのギャップが何とも言えず…」
ビル街の中に迷い込んでしまった白馬達にも思えたり
私が彼らの世界に迷い込んでしまったようにも思えます。
長者町エリアに踏み込むにはとても良い道しるべにも感じられます。
さて、長者町エリアに進んでいきましょう。
さてこの日、曇り空だった名古屋市内。
午前11時をまわったこの頃には
あいにく雨がぽつぽつと降ってきまして…
「これは建物の中に入りたい」そして「あわよくば…傘を手に入れたい」
いや…雨が降らなくても…実は以前から気になる傘がありまして。
それは…長者町会場に作品が点在している「ルシア・コッホ」さんの作品。
伏見地下街
綿覚ビル
長者町繊維卸会館
こちらの作品をそのまま傘にしてしまったような…
そんな素敵な傘があったんです。
そしてこの傘、なんとこの長者町エリアにある
ATカフェでしか販売されていない傘なのでした。
さて、ATカフェというのは、あいちトリエンナーレの会期中に営業しているカフェ。
http://atsc2010.com/cafe.htm
という訳で…雨宿りと休憩を兼ねてATカフェへ。
コーヒーテイストなのになぜか白い…
不思議な「白いコーヒープリン」
そして濃厚な味のグレープジュース…
どちらも美味しかったです。
さて、噂のルシア・コッホの傘はじわじわと人気だそうで
3種類あった傘のカラーも現在はで1種のみだそう。
とはいえ私の欲しかった色が残っていて…本当に良かった。
無事に手に入れました。
実際の作品同様…このグラデーションが素敵。
どのお洋服にも合いそうな、しとやかな傘です。
ちなみにこちらは展示用。
コッホさんの作品が展示されている長者町繊維卸会館の側に
作品をそのまま切り取ったようなファブリックや傘が
展示されていましたので、そちらで撮影いたしました。
さて、このATカフェが1階に入っているビルが万勝S館というビルでして…
2階から4階までが展示スペースとなっております。
長者町エリアは、無料で入場・鑑賞できる場所が多く
大変ありがたいエリアなのですが…
「一部有料鑑賞のスペースあり」
チケットが必要なのは、1階にATカフェのあるこの万勝S館、
長者町繊維卸会館、スターネットジャパンビル、中愛株式会社。
さらに…無料で入場・鑑賞できるスペースは
繊維卸街の空きビルなどを利用して展示スペースを確保しているため…
「展示スペースが点在しているため、移動時間も考慮しなくては効率よく鑑賞できません」
という訳で…最初に鑑賞したのは、ATカフェの上にある展示スペース、万勝S館。
この中で印象的だった作品は…最上階の4階のスペースに展示されていた
市川武史の作品。
http://aichitriennale.jp/artists/contemporary-arts-street/takefumi-ichikawa.html
真っ黒なスペースにゆらゆらとオーロラ色の透かしのある布が風と共にゆらゆらと揺れ…
「限られた空間にオーロラのような幻想的なスペースに」
その布がらせんを描いているので、私はキョロキョロしながら
ゆっくりと中心へと足を進め…幻想的な空間を堪能しました。
そして万勝S館を後にして、足早に移動したのは…中愛株式会社。
こちらの地下では、映像作家、3名の作品が各数作ずつ順番に上映されていました。
ガイドブックを見て気になったは有吉達宏。
http://aichitriennale.jp/artists/video-programs/tatsuhiro-ariyoshi.html
木炭鉛筆を使用して制作されたという動画が気になりまして…
実際観てみた感想。
モノクロでありながらも、繊細な濃淡…木炭鉛筆のタッチが活きて…
じわり、じわりと見る人の心の中へと浸透していく感じでした。
「君に触れる」
トーンは非常に落ち着いているのに…
それが逆にメンタル的な部分に強く刺激を与えるというか…
見終わった後には、何かひっかかる…そんな作品でした。
同じ場所で上映されていた倉田愛実。
http://aichitriennale.jp/artists/video-programs/ami-kurata.html
「シェルター」は、ぱっと見ると、ごく日常の風景が切り取られているはずなのに…
作者独特の世界が広がり…観たこともない動物が登場したり
時に容赦ない光景が目の前でくりひろげられる。
そんな映像でした。そのせいか見終わった後は…「うーむ」
タッチとしては…雑貨屋さんなどで並んでいるポストカードなどにも
ありそうな女性が好きそうなイラストなんですけどね…
まあ、それは有吉達宏の作品もそうなんですが…
アニメーションというとどうしても「かわいらしい」とか「明るい」イメージなので
そういう先入観で観てしまうせいか…余計に足下をすくわれるというか…
お2人のアニメーション作品は、私は生々しく感じましたね。
そう、アニメーションなのに…生々しい。
不思議な感覚でした。
さて、地下の会場を後にして…歩いた先にあったのは…
ディスプレイのスペースを作品展示としていた
「丹羽幸株式会社 ミクス館」
ええ、ここは歩道から鑑賞するスペース。
もちろん無料です。
ちょうど展示されていたのは、小野友美の作品。
http://aichitriennale.jp/artists/competition/tomoni-ono.html
テキスタイルのパターンにもなりそうな
繊細な文様にも見える作品…
植物や宇宙などをテーマにしているそうです。
会期中には何度か作品の入れ替えもされているよ様子。
ウィリアム・モリスなどが好きな私には、
かなり気になる作品でした。色づかいや形の取り方に
有機的な部分を感じ…ガラス越しに温かみが感じられる作品でした。
さて…長者町エリアはまだまだ他にも展示作品があります。
ということで、つづく…
2010-10-27 17:07
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