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「金沢旅日記〜夕食、お土産を手に入れる〜」 [旅のはなし]

16時過ぎ…
さて、「ラブロ」の1階のスターバックスで休憩していた私。
平日とはいえ、そろそろ学生さん達の帰宅時間なのか
学生さんらしい若い男女で混み合ってきました。

「さて、そろそろ行きますか」

ラブロの目の前には「金沢城下町周遊バス」の「片町」停留所があるので
そこで、15分間隔で運行されているバスに乗ろうと待機。
とはいえ、16時27分に到着する予定のバスがしばらく待っても

「来ないねぇ」

10分遅れでやってきたバスを見てびっくり。

「まさに、すし詰めバス」

数人下車したおかげで、無事に乗車。
しかし、2つぐらい先の停留所では、運転手さんから
「バスが満員のため、次に到着するバスにご乗車ください」と
停留所に待っているお客さんにアナウンスされるほど。
「お昼頃の悠長に運転手さんがガイドしてくれたバスの光景が懐かしい(苦笑)」
ラッシュタイムかもしれませんねぇ…

で、ユキヲ、17時前に「めいてつエムザ前」に到着。

ここで降りるということは…目指すは「近江町市場」

すでに下車した先から魚介類の香りが漂い…
「市場に来ました!」という感覚になります。
それぞれの店頭には魚から蟹から…たくさんの魚介類が並んでいます。
さて、てくてく歩いて到着した先は

「廻る近江町市場」

廻るというぐらいですから…はい。回転寿司店ですよ。
本当はね、駅西にあるお寿司屋さんに行きたかったけど…
今回は一人で日帰りだから…

「私の予算を考慮するとこうなってしまう訳ですわ(笑)」

ま、回転寿司といっても廻っている握りはなく、
カウンター越しに立っている大将に注文して握ってもらうスタイル。
ま、地元のお手頃なお寿司屋さんという具合ですね。

お店の大将は
『どうぞ、おっしゃってくださーい』と声を出しながら
お客さんの注文を聞いては
『あいよー』とかけ声を出して握るという具合。

でも今回は私ひとりだし、そんなに品数食べることできないので…
ここはひとつ。

「海鮮丼お願いします」

実はここのお店。最初に石川県金沢観光情報センターでいただいた
「いしかわ観光旅ぱすぽーと」を見せると、サービスの「あら汁」が
「蟹汁」になって出てくるのですね。

「ユキヲ、蟹が大好き」

待っていると、注文の品、登場。
海鮮丼.jpg
海鮮丼(1,680円)
これで蟹汁付きとなれば…まあ、東海圏で食べるのと相応かと。

海鮮丼…
普段なら湯通しして開きになっているエビが
ここでは生のエビが開いてあって、ぷりぷりとした身の食感がたまりません。
さすが市場の中のお寿司屋さんというところでしょうか。
あとは…まあ、いつもの切り身なので…おいしくいただきました。
蟹汁もサービスでこのお味ならまあまあかと。
かに汁.jpg
ええ、殻以外は残さずすべていただきましたよ(笑)

さすが午後17時過ぎということもあってか
お客さんで混雑してなかったし…
うむ。夏休みだけあって、家族連れの観光客が多かったかな。

ちょうど私が食べ始めた頃に隣に座った4人家族。
小さい子、2人がお父さんが頼んだわさび抜きの握りをほおばり
「お父さん、おいしいね」とにこにこしながら食べてました。

「ああ、あんな頃、あったなぁ」

と、ふと自分の小さい頃の夏休みを思い出しました。
仕事人間の我が父も、職場で海水浴場の宿泊券が当たり
それがきっかけで出かけることになった4歳の私、初めての海体験。
「波、大きかったねぇ」「海、すごいね」といたく感動した私の様子を見た母が
『これはとても貴重な体験だったに違いない』と思ったらしく
『来年もどこか連れてってあげましょうよ』と父に話したのだそう。
それから近場ながらもどこかしら毎年、夏休みは家族旅行に
出かけるようになったんだとか。

「それからだもんなぁ…毎年夏休みは、内海の海水浴場とか
 奥飛騨とか…連れて行ってもらったもんなぁ」

グレーのボディのトヨタのカローラで、
まだそんなにクーラーの性能も良くないもんだから…
そうそう。もちろんカーステレオなんてものもなく、
AMラジオ流しながら
(だいたい東海ラジオで、声の主は、カニタクさんか、宮地さん…笑)
窓開けっ放しで、みんな髪を風になびかせて…
後部座席では私と妹とケラケラ笑いながら
「ねえ、もうすぐ?」「ねえねえ、いつ着くの?」とかって
出発して1時間もしないうちから聞いては親を困らせたっけなぁ。

「海に行った時には、父さんがあきれるほど海に向かったのは私で…
 奥飛騨のクマ牧場に行った時なんか…エサ売っている自販機で妹は
 2度目の購入を懇願して母さんが根負けしたんだよねぇ」

贅沢はさせてもらえなかったけど…
海に山にとくたびれるまで遊ばせもらったことが
楽しかったなぁ。本当。
何かのCMじゃないけど…

「物より思い出」

なのかもねぇ。

「だけど、当時『21歳で結婚して専業主婦になる』と言っていた上の娘は
 その後、20年後、29歳で結婚して、仕事もやってるなんて
 想像もつかんかっただろうねぇ」

まるで吉本ばななの「アムリタ」の主人公の
朔美みたいなことを思ってみたりして(笑) 

なんて、いろいろな思いがよぎった、ユキヲでありました。


さて、食事を終え、今度は市場を散策。
とはいえ、市場の方はやはりメインは午前中。
そりゃそうですよね。競りを終えた商品がどんどん並ぶのは
午前中ですもの。

なので、私が食事を終えて外に出た頃なんかにはもう
ショーケースの中に入っていた氷が
お店の脇に山積みにされて処分されていたりとか
鮮魚もおおかた売り切ってしまった後のようでした。
そうすると店頭に並んでいるのは一夜干しや佃煮、沖漬けのような
加工品がメイン。
「働く主婦にはこういう方が日持ちして良いのかもね」
とはいえ、なんとなくお腹もいっぱいになってしまった私には
購買意欲が失せてしまい。

「駅まで戻りますか」

ということになった訳です。
しかし、さきほど乗車したバスの混雑ぶりを見てしまった以上。

「乗れるかどうか心配」

あとは帰宅するのみ…
ガイドブックで確認したところ、この市場から駅までは
徒歩では約15分ほど。

「歩けないことないな」
と思って、市場からはぼちぼち歩いて帰ることにしました。

17時50分
金沢駅前に到着。
そう言えば…駅の東口。
こんな大きな組み木のような鳥居がありました。
金沢駅前東口1.jpg
交差点を横断中に正面からパチリ。
金沢駅前東口2.jpg
駅構内の方からも撮影してみました。
やはり、大きいですね。

さて、あとはお土産のお買い物。
金沢駅構内にある「金沢百番街」でお土産を買うことに…
お家用に…
「あめの俵屋」の「じろ飴」
http://www.ame-tawaraya.co.jp/

「金沢うら田」の「愛香菓」
http://www.urata-k.co.jp/urata/product/index.html
アーモンドとレモン、シナモンの香りが絶妙です。

「烏鶏庵」の「プリン」
http://www.rakuten.co.jp/ukeian/

「丸西」の「花ぐるみ稚ごり川えびの佃煮」
http://www.marunisi.co.jp/tsukudani.html

結構買いました(苦笑)
いや、これぐらい買っておかないと…
この後の激務に耐えられないと思って(笑)

会社には
「金沢うら田」の「麦笛」と「愛香菓」を買いました。
http://www.urata-k.co.jp/urata/product/index.html
「麦笛」は大麦の香ばしさと、甘さひかえめのこしあんの
絶妙な加減が、後日、会社でも大好評でした。
良かった、良かった(^^)

そうそう。ぐるりんパスのおかげで、
金沢駅構内にある「金沢百番街」で使える特典クーポンを
もらった訳ですが…
それで各店舗で粗品代わりに購入したのとは
別のお菓子をひとついただいたり、ハンドタオルをいただいたりしました。

「購入したお菓子とはまた別のお菓子をいただけるのは嬉しいですよね」

おいしいものと出会ったら…
また金沢に来た時にお買い物するのが楽しくなりそう(笑)

「いやはや、楽しい旅になりました」

最後にお友達にお手紙を出す用に、年代ものの加賀友禅の
着物や風呂敷などをプリントした絵はがきを購入。

駅の売店で金沢の酒蔵「福光屋」が発売している
「風よ水よ人よ」というゆず風味の純米酒ベースのカクテルを購入。
日本酒カクテル.jpg
「最後まで金沢らしいものをお買い上げしましたね」

18時52分
しらさぎ16号2号車16番A席に乗って名古屋へと向かいました。
帰りは隣の席も空いたままだったので気兼ねなく
購入した図録を開き、ロン・ミュエックへのインタビュー文章などを熟読。

「楽しい旅でした」

今回は日帰りだったので…かなりかけ足の旅でしたけど…
次回はぜひ泊まりがけで出かけたいですね。
加賀友禅伝統産業会館や兼六園なども結局今回はあきらめてしまったので。
そうそう、あの甘納豆屋さんも、次回こそはね(笑)

という訳で、今回の金沢旅日記はこれにておしまい。
長い、長い旅日記にお付き合いくださった皆様へ感謝、感謝でございます。


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