SSブログ

「郡上八幡旅日記~明宝の親戚の方々にお逢いする〜」 [旅のはなし]

街の中を散策し、無事に踊り下駄も手に入れた私。
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2008-08-19

私たちは車を走らせて、おじさん、おばさんの家を目指します。

おじさんとおばさんには、今年のゴールデンウィーク中にあった
相方さんのお祖父様の1周忌法要の際にお逢いして以来。

『いらっしゃい。さあさあ、あがって。あがって』とおばさま。

冷たい麦茶をいただき、ほっとする2人。
するとそこへ買い出しから帰宅した相方さんの従姉妹のAさんが
ご主人とお子様2人を連れて登場。

「こんにちは」と挨拶する私達に
最初、モジモジしていたAさんの上のお子さんである男の子。
(たぶん、3歳近くだと思うのだけど…)
相方さんの従兄弟のKさんも登場して
『こりゃ、何を照れとるじゃ』と頭をなでられ…坊ちゃん、ますますモジモジ。

しかし、この後、一緒にプラレールで遊ぶと次第に
普段通りの「元気な男の子」に。
部屋の片隅にある滑り台が付いたジャングルジムからジャンプしてみたり…
最終的には、あぐらをかいて座っていた相方さんのところに
『ぎゃはははは』と笑いながらゴロロンと
もたれかかったり、転んだり(笑)

「なぜか、不思議と相方さんはちびっ子のココロを掴むのですねぇ」
さながらバーチャル息子状態でしたよ(笑)

しばらくして、地元で採れたお野菜などをふんだんに使った
おばさまの手料理をいただき、お野菜好きな私は大満足。
ゴーヤの佃煮などはほろ苦さがクセになる美味しさで…
(鰹節と小さなエビも入っていて風味豊かでした)
かぼちゃのサラダは旨味のあるハムが混ぜ込まれていて
「ひょっとして明宝ハム?」なんて思ってしまったり(^^;)
プチトマトは畑で採れたものを収穫したそうで甘くて美味しかった!

「ごちそうさまでした」

食事の後はAさんの上の子の『花火!花火!』という
説得が功を奏し、結果、玄関先で手持ちの花火などを楽しむことに。
プールに使うバッグのような透明ビニールのきんちゃく袋にびっしり入った
花火の束から1本、1本出しては楽しいそうに花火をする坊ちゃん。
勢いはとまらず、どうやらこの山のような花火を今日中にやり尽くすつもりらしい。
『え?でもR姉ちゃんと明日、一緒にやらないの?』と京都から帰省する
妹を引き合いに出して話しかける相方の従兄弟のKさんの話も右から左のようで…
『全部やる』と意気揚々(笑)
そんな坊ちゃんの無邪気な姿を見て、ほほえましい気持ちだった私達に
坊ちゃんが1本ずつ、私と相方に手持ち花火を渡してくれました(笑)
という訳で、久しぶりに手持ち花火をすることに…
なんとなく私も小学生の頃をふと思い出してみたりしてました。

坊ちゃんと花火を楽しんだ後…ちょうど北京オリンピックの柔道の決勝を見ていると
相方さんの従姉妹のAさんが生後9ヶ月になる女の子を
お風呂に入れたところで、あやしながら手早くタオルで身体を拭き
そして赤ちゃんを寝かしつけるため奥の部屋へと移動。
続いて、さきほど相方さんとハイテンションで遊んでいた
坊ちゃんも、お風呂からあがり、かわいいクマちゃんがプリントされた
腹巻きをしてパジャマ姿に。
『ここのところ暑くて、寝ている間に布団を蹴ってしまうから…
 お腹が冷えないように腹巻きしてるんだよね』
だそうです。
さて、Aさんがお子様達を早くに寝かせたのには理由がありまして…
『もう2年ぶりの踊りだから…少し早めに出て、
 会場の雰囲気を把握したいのだけど』とのこと。

Aさんも踊りの免状は何枚か持っていらっしゃるのですが
やはり「猫の子」がまだ取れてないとのことで
午後10時、そして午前0時をめどに開催される免状を発行するための
審査の状況を把握したいということで、できたら少し早めに出発したい
とのことだったのです。
ということで…
私と相方さん、そしてAさんの3人で第1便ということで
市街へと向かうことにしました。

ところで…昨年、猫の手の免状をいただくことを目標にして
私達を案内してくれた現在、京都でお勤めをされている
従姉妹のRさんはというと…
『友達と高速バスでこっちに向かっているらしくて
 どうやら市街で下車して踊るみたい』とは
電話で連絡を取り合っていた従兄弟のKさん。
どうやらこれからまた1組、親戚の方が踊りのために
こちらの家に訪問されるそうで、その方達を乗せて
従兄弟のKさんは、ピストン輸送するのだとか(^^)
『そうすれば向こうに着いた頃に満足いくまで踊った妹2人を乗せてこれば良いし』
と、段取り良いスケジュールに満足気なKさん(笑)

さて、奥の部屋をお借りして、私も浴衣へと着替えます。
従姉妹のAさん、さすが着慣れていらっしゃって
あっという間に浴衣姿に。
『踊る時に苦しいから、腰紐は2本しか使わないの(苦笑)
 あと、踊っていると帯のところに後ろの人の手が当たったりするから
 迷惑にならないように、なるべく帯のボリュームは抑えておかないとね』
と文庫結びをぴったりと背中に沿わせて着付けるAさん。

「さすが〜」
コーリン和装締めとベルト式の腰紐でオタオタと着付けする私とは大違い(笑)
ちなみに私の帯はやはりいつも通り、貝の口で、帯締めでしっかりキープ(^^)

最後には下駄の履き方をAさんに教えてもらいました。
『鼻緒のところ、最初に左右にぐぐぐっと開くの。
 そうするときつく足に当たらないから…あ、でも足の甲の脇は
 鼻緒が付いてないと…鼻緒ずれの原因になるかな』
だそうです。
お昼間にお店で鼻緒をすげてもらっただけあって…
足の甲の脇にもぴったりと鼻緒が沿います。

『新品の下駄は踊るとしばらくして、ゆるんでくるから…
 その時にはまた「お願いしまーす」って買ったお店で鼻緒調節してもらうの。
 そうするとたいがい落ち着くから』
というAさん。さすが地元の方。情報が豊富(^^)

さて、出発の準備もできたところで、おじさん・おばさんにお礼のあいさつをして
従姉妹のAさんと、相方さん、そして私で郡上踊りの会場へと向かいます。

向かう道中。Aさんといろいろとお話。
相方さんが『この辺りは買い物するのは大変でしょ?』と声をかけると
Aさんは『でもほら、野菜は庭で採れるし…だから肉や魚を一週間分。
買い出しに出かけるぐらい…確かに最寄りのお店までは遠いけど…
そんなに大変には感じないかなぁ』とのこと。
とはいえ、Aさんも今は縁あって、私達が住む岐阜市の近くの羽島市在住。
『うちよりも南の方角だから…きっと暑いんだろうねぇ』とぼやく相方さんに
Aさんは『だから、こうやって実家(明宝地区)へ避難してくるんじゃない』と
笑いながら話す。
なるほどねぇ。確かに…
ここ明宝は夕方から夜となればエアコンも必要なく
緑も多く、川も近くになりとても過ごしやすい環境。
そこに実家があればなおのこと…
ゆっくりと1週間ほど滞在するのにも納得がいきます。

『あ、そこの信号を左、そしてトンネルくぐって…』と
郡上踊りを知り尽くしているAさんのナビで無事に会場から徒歩数分の駐車場に停車。

『普段は靴での生活だから…こうやって会場から離れた駐車場から
 踊りの会場まで下駄で歩くと感覚が戻ってくるから…
 足のウォーミングアップにはこの距離がちょうどいいのよ』
というAさん。

相方さんは『そのあたりを散歩しているから』
ということで…私はAさんについて踊りの輪の中に入ることにしました。

長くなりましたので…踊り初体験のお話はまたのちほど…


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。