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「ザ・マジックアワー」 [映画のはなし]

6月24日(日)
ランチビュッフェを食べた後に…
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2008-06-24
相方さんと久しぶりの「本命」を選んでの映画鑑賞。
「ザ・マジックアワー」
http://www.magic-hour.jp/index.html

相方さんとは、昨年のあたまに見た「どろろ」以来ですねぇ。
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2007-01-29-1
(うわっ、1年半振りってことかい?!)
とはいえ、これは招待券をもらったので…
見たかった本命ではなかったんですよね(苦笑)
本当は「それでも僕はやってない」が観たかったのだけどね。
もらった招待券が使える映画館では上映されてなかったのです。

それに…
最近、映画が封切られてからDVD化されるまでの時間が随分と
短くなりましたもの…ねぇ。
我が家の映画好きの相方さんがDVDを、まめに借りたりしてくれるので
先日も「続・三丁目の夕日」を観る事ができ
「キサラギ」「めがね」なんかも家で再生してましたからねぇ…

さらには、私はMiltmozmmerちゃんや職場つながりのおかげで
ここ最近、いろいろな試写会で映画を観せてもらっていた状況も
映画館から足が遠のいていた理由のひとつですね(^^;)

さて、三谷幸喜監督…
一時期「チャンネルを合わせるとどこも三谷幸喜がいる!」
というほど、三谷さんの怒濤のプロモーション活動には少々
面食らった感じがありましたが…
「堂本兄弟」に出演していた際に
「ロマンスの神様」を熱唱していた三谷監督を観て、
(観ていた人にだけ分かるなぁ…この熱唱…笑)
「有名な俳優さんばかり出演しているから興行収入などを考えると
 プレッシャーが相当なものなんだろうか?」とか
別の意味での怖さを感じたりもしましたけど…(苦笑)

とはいえ、我が相方さんは三谷監督の大ファン。
『笑いの大学は映画よりもやっぱり舞台の方がいいよなぁ』
『合い言葉は勇気は…視聴率は良くなかったけど…いいんだよねぇ』
などなど…
私が相方さんの部屋に入り、ちらりと三谷さんの話しを振れば
こんな具合に手持ちのDVDなどを片手に
ファンならではの話が止まりません(笑)
相方さんの部屋には「新撰組!」から「王様のレストラン」まで
ほとんどのDVDがあり…さながら「三谷幸喜ライブラリー」化
しております(^^)

そんな相方のことですから…
前作の映画「The 有頂天ホテル」も映画館で観てます。
あれはまだ結婚前で、ちょうど結婚式の準備をしていた頃。
もちろん、私も一緒に観たのですが…
隣の相方は、大好きな三谷さんの映画を観ることができ
まさに「有頂天」だったのですが…
私は結婚式の準備と仕事の忙しさもあいまって寝不足で…
さらには結婚式のことで私の脳の容量はいっぱいいっぱいで…
映画を全部観るのに相当な集中力が必要な上に
かなりのローテンションだったことを
今でも苦々しく思い出します(苦笑)

ま、そんなこともありましたねぇ…

さて、本題。
今回は私の大好きな佐藤浩市さんや、
妻夫木くんも出演するとのことで楽しみにしておりました。
あとは、三谷ファミリーとも言うべき、三谷監督の作品には
欠かせない俳優・女優さんが、わんさかとご出演とのことで…

「これは嫌でも期待してしまいますねぇ」

というわけで鑑賞…
(これから感想が続きますが…長文です…苦笑)感想
「有頂天ホテルよりも私はこちらの方が好きですね」
なんて言うのかなぁ…あの
「かみ合わないはずなんだけど…かみ合っている妙」が
なかなかクセになります。爆笑でした。

それと、ひとり、ひとりの俳優さんの醸し出す
それぞれの役が良かったですね。
私の中での佐藤浩市さんは、まさに
NHKドラマの「クライマーズハイ」だったり
「風の果て」だった訳ですが…
もう良い意味で裏切られてしまいました。
三谷監督が某番組で「佐藤浩市さんのナイフのシーンは注目です」と
話しをされていた(ような気がする)のですが
「なるほどなぁ」と思いました。
あのシーンは笑いすぎて、お腹がよじれそうになりました。はい。
そして
「カットって言っていいのはこの人だけだ!」には大爆笑。

個人的に隠れ妻夫木くんファン&英国好きな私としては
あの昔の映画によく出てくるような
ニッカポッカ&ハンチング帽のスタイルに
「ラブ!」でありました(照)
あの姿のブロマイドあったら買うかも…(爆)
映画を見終わった後に…
「何だか妻夫木くんかわいそうやなぁ」
と、私が相方さんに話していたら
『そりゃボスの女に手出して、ボスだましちゃったんだから…
 当然じゃない?』と言われて
「なるほどねぇ」と私。確かに。

あと、個人的にドラマやCMで毎回気になる俳優「寺島進」さん。
外見の雰囲気もあると思うのですが
毎回「チンピラ的」な役が多かったので…
(以前に観た映画「フラガール」ではまさにチンピラ役…汗)
私としては「もう少し、違った役が観たいな」と思っていたところで
今回はちょっと紳士な雰囲気も漂う役だったので
とても満足しています。
中盤の
「奴は本物です。銃弾の中を笑いながら走り回ってました」
(だったかな…うろ覚え…汗)
最後の「弟子にしてください」は大爆笑。

西田敏行さんは、さすがという感じですね。
最後の10分だけ、アドリブ解禁だったそうですが(笑)
とはいえ、三谷監督の台本通りながらも、
西田さんらしさが出ているあの素晴らしい演技の数々…
最高でした。

深津絵里さんは、日本人らしくない小悪魔な雰囲気が
とてもキュートでした。
あのキュートさを持ち合わせていながら
私より年上というのには毎回驚かされますねぇ(苦笑)
ああいう年の取り方をしたいものです。

そしてこれも映画好きの三谷監督らしいキャスティングですね。
今回、往年の映画スターが出演されていたのですが…
テレビの草創期から俳優として出演し、
「奥様は魔女」のダーリンの声などの声優業でも活躍されている
柳澤愼一さん。
俳優として充実した年を重ねられたであろうと思われる、
自然体でありながらも深みのある演技は
今の若手俳優さんとはまた違った味わいの演技…脱帽でした。
そしてあのピストルさばき…圧巻。

他にも随所に俳優さんが出演されていて
本当に「気の抜けない」映画でありました。
そんな中で浅野和之さん扮する「清水医師」に
私は場面、場面で「ほっ」という安心感を得ていたのですが…
最後に「あぁ!」というどんでん返しがあり
これには「やられた!」の一言でした。

あ、それと…佐藤浩市さんがラッシュを観て
泣いてしまうところは私も目に涙をためてしまいました。
こういうシーンも入っているところがまたいいんだよねぇ。

そして、個人的に興味深かったのが
「映画ってこういう人々と一緒に作られているんだね」という部分。
佐藤浩市さんが扮する村田大樹が売れない三流役者ということで
展開していることもあって、
映画撮影の裏側がところ、どころ出てきます。
特に面白かったのは演出の職人というべき役どころの
映画スタッフの人々が出るところ。
巨大クレーンを操るベテラン特機部の人、
スモーク係の人、そして弾着の名人…
これはやはり、本当に映画好きな三谷監督だからこそ
愛情や敬意を持って生まれたのかなとも思えましたね。
どの方もその仕事を全うするために一生懸命な人たち。
観ていて心がほんわかしました。

それと…洋館建築好きな私としては…
美術を担当された種田陽平さんのあの
ヨーロッパ調でありながら、日本の古き良き時代のテイストも
入っているあの町並みにはしびれましたね。
そんな中での最後のエンドロールの映像に
私は釘付けでありました(^^)
美術さんってスゴイっ。

久しぶりに笑ってじーんとして…楽しい映画でした。
先日観た「アフタースクール」も踏まえて相方さんも
「やっぱり、映画は脚本だよなぁ」と大満足。
そのせいか…
棒付きアイスを食べた相方さんが、
残った棒で佐藤浩市さんのマネを時折したりして…
我が家では、まだまだマジックアワーの余韻にひたっております。
そんな相方さんの横で私
「そんなに気に入ったなら持っていきなさい」と
西田敏行さんのマネしてます(笑)


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