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「京都市内を10km近く歩いてました(2)」 [旅のはなし]

12月2日(日)京都にお出かけ。
昼食を食べた後、相方と別行動をすることになった私。
http://blog.so-net.ne.jp/yukiwochannel/2007-12-04

まずは「細見美術館」から。
何度も「だる満」さんには来ているのに
「細見美術館」は初めてなのよね(苦笑)
でも、今回開催されている「琳派X」は
以前から気になっていた「神坂雪佳」の作品が多く展示されているので…
やはり外せません。

という訳でさきほどいただいた割引券で入場。
こちらの美術館、階段などで複数の展示室を移動するためか
入館証代わりのシールを配布してくれます。

これを洋服に貼って、各展示室を移動するという訳。
このシールをはじめ、こちらの美術館のデザインは
和のテイストを現代的にアレンジしてあって、
センスがいいなぁって思いました。

さて、本題。「琳派展X  神坂雪佳—京琳派ルネサンス—」
本当に良かったです。
愛嬌ある金魚の掛け軸「金魚玉図」や、
四季折々の草花が咲き誇る
「四季草花屏風」まで、それはもう素敵な企画展でした。
あ、そうそう。
ここ最近、タカシマヤのお中元やお歳暮のカタログで
よく使われている「百々世草」の図案も何点か展示されていましたね。

とはいえ、今でもモダンな図案には本当、驚きました。
「染色図案 海路」は「波」をテーマに何種類もの図案が並び
ポップな雰囲気あり、シックな雰囲気あり、古典風ありと
それはそれはバラエティー豊かで本当、見ていて飽きませんでしたから…
うむ、とても幕末に生まれたお方とは思えない。
これも、フランスやイギリス、ドイツといった国々の
最新の美術工芸運動であったアール・ヌーヴォーなどを
現地調査をした経験があるからこそ
日本画にとらわれない豊かな表現力が培われたではないかと。

そういえば…
2001年に、エルメス発行のカタログ誌
「ル・モンド・エルメス」の表紙と巻頭記事に
日本人として初めて神坂雪佳が飾ったことでも
少し話題になりましたね。
外国の人々も神坂雪佳の作品に何か
感じるものがあったのかもしれませんね。

作品を満足いくまで鑑賞した後はお楽しみのショップへ。
ARTCUBEはポストカードなどのステーショナリー系から
京都らしく、漆器や織物、お香などまで
街中のミュージアムショップとはちょっと違った
商品を扱っていてとても楽しかったですね。
とはいえ、工芸品はお高いので、ユキヲ、手が出ません(苦笑)

「金魚玉図」の愛嬌あるあの金魚の顔が気に入った私は
このデザインのクリアファイルやポストカード、一筆箋などをお買上げ。
他のデザインのポストカードもいろいろ選んでみました。

さて、大満足した後は、
前田國男の代表作「京都会館」を通過。
色づいた木々がきれいです。


■前田國男■
巨匠ル・コルビュジエの下で学んだモダニズム建築の先駆者。

「京都会館の屋根のフォルムを見て、
 コルビュジエのロンシャン礼拝堂のフォルムがふと頭によぎるのは
 私だけですかねぇ」

と、そんなことを思いながら(苦笑)
マイペースに三条を目指して歩きます。
今回の京都の目的のひとつは「新しい小銭入れを見つける」というのが
ありまして…以前、祇園で買い求めた「がま口タイプの小銭入れ」が
もうぼろぼろになりまして…
せっかく買うなら再び京都だなと思った訳です。

で、最初に訪れたのは、「まつひろ商店」
http://matsuhiroshoten.com/
日曜日ということもあり、お店の中は人でいっぱいでした。
大きさの種類はいろいろあってそれぞれ良さがあるのですが
生地の柄が渋めの古典柄っぽいのか、
そうかと思うと、鮮やかな色目の
サイケデリック柄(エミリオプッチ系な流線型タイプ)や
ポップ柄(バレリーナがシルエットで入っていたり、トランプ柄だったり)
ものだったりして…

「この中間のテイストの柄があるといいんだけどなぁ」
と思いながら、やっぱり最終的に人の多さに負けて(苦笑)
お店を後にしてしまいました。

そこからまたてくてくてく…と歩き、
三条大橋を渡ります。

さてユキヲ、どこまで歩くのでしょう。
続きはまたのちほど…


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tanuki

京都旅行、おつかれさまでした。
私はユキヲさんと逆で、細見美術館には何度も行っているのですが、だる満さんには入ったことがないのです(笑)
この美術館に行く時は、食事はいつも館内のカフェで済ませているからでしょうか。。(^^ゞ
美術館の割引券を置いてもらっているとは嬉しいですね♪今度ぜひ入ってみたいです。
私も、ショップではよくポストカードを買います。(^^)
京都会館近辺や、疎水のあたりの並木の雰囲気は私も好きです。
細身美術館から更に北に少し歩くと、「象彦」さんという漆器のお店がありますが、見ているだけでも楽しいですよ。(^^)
私、最近はあまり三条近辺を歩いていないのですが、またお店も色々なものができているんでしょうね。
続きのレポ楽しみにしております。
by tanuki (2007-12-05 16:31) 

ユキヲ

>tanukiさんへ
nice&コメントありがとうございます。
細見美術館…とても充実したひとときを過ごせる場所ですね。
そうそう、カフェも気になったのですが…
お客さんが外で待っていたようなので、
この日はあきらめてしまいました(^^;)
お店の内装も気になるので、次回はぜひ立ち寄ってみたいです。
美術館のお隣だけあって、「だる満」さんのところの
フリーペーパーにも企画展の案内が入っていたりしてます(^^)
ランチは結構混雑してますが…それでも並んでしまいますね。
美味しいし、お店の雰囲気もとてもほんわかして好きなので。
とはいえ、「だる満」さんを一番、愛しているのは
我が相方だと思います(^^)

京都会館はコンクリートの建築ながらも、あの屋根の形状や
空間の使い方に「和」を感じますし、とても京都の風景と
調和していて好きな建物です。

「象彦」さん…雑誌か何かでお店のお名前はお見かけした
ことがあったのですが…そうですか、北へ向かうとあるんですね。
今度、ぜひ訪れてみたいです。
by ユキヲ (2007-12-08 12:51) 

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