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「国立新美術館」 [建築etcのはなし]

江戸東京博物館に続いて訪れたのは今回の大本命
「国立新美術館」

はい。先にご紹介した黒川紀章氏設計の建物です。
黒川紀章氏のことや、その企画展については先にご説明した通りですので…
今回はこの美術館のことについてちょっと書いてみますね。

こちらの美術館。ちょっと変わっているのです。なぜか?
実は「コレクションを持たない、国内最大級の展示スペースを持つ美術館」なのです。
その広さ、面積にして1万4000平方メートル。
うむむ…ピンとこないです。広すぎて(汗)

2つの展示室が2000平方メートルで
他にある10の展示室も1000平方メートル。
確かに私も2つのうちの1つの有料の企画展「20世紀の美術探検」を観てまわりましたが…
「まだあるの?」「え!まだあるの?」とフロアを歩く度に思うほど本当に広かったです。

こうした展示室になったというのも…
東京が全国規模の公募展が盛んということも関係しています。

今までは、東京都美術館で開催されてはいたものの運営が大変だという現実もあり
今回、国が整備していこうということで文化庁が主体となり
こちらの美術館が開館したそうです。

とあるインタビューでこちらの館長をつとめられている
林田英樹氏はこう話していらっしゃいました。

「公募展だけでなく、企業との共催での海外の美術展の開催や
 新しい美術界の動きに焦点をあてた自主企画展を開催します。
 常設展を持たないので、既存の美術館ではできない多彩な企画ができます。
 それと都心の便利な場所で、整備された気持ちいい空間が欲しいという
 時代の要望にも応えられる。
 またレストランやカフェなどを併設して居心地のよい場所にしたいと思っています」

と、これからの新美術館の未来を楽しく語る林田氏の言葉を聞くと
本当に、これからが楽しみな美術館ですね。

実際、私が訪れてみて、その開放的な空間、非常に居心地が良かったです。
気負いせず美術に触れることができそうな気もしますし…
実際、今回の「20世紀の美術探検」も幅広い作品が展示されていて
以前に豊田市美術館や愛知県立美術館で観た現代美術の企画展よりも
やはり展示室の広さもあるでしょうが
内容も濃く、豊富な作風で非常に楽しめた企画展でした。
マグカップからオブジェに至るまで、
現代美術の面白さを目にする事ができ、大変面白かったです。



とはいえ、美術館であり、地元の人々の憩いのスペース的な開かれた場所。
近所にこういうスペースがあったら本当、素敵ですよね。


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tanuki

うわ〜♪いいないいな〜(^^)
日常から離れた空間に入り込む感覚が味わえそうですね〜。
写真を見ているだけでわくわくします。(^^)
一日居ても飽きなさそうですね!
by tanuki (2007-02-27 22:00) 

ユキヲ

>tanukiさんへ
最近、仕事柄、某有名ブランドのパンフレットなどから
情報を抜粋する作業が多いのですが…
まあ、なんと国立新美術館のロケーションで撮影している
パンフレットの多いこと、多いこと(笑)
やっぱり注目の場所みたいですね(^^;
この逆円すいのスペースがカフェやレストランになっているんですから…
すごいなぁ。黒川氏の頭の中は…(苦笑)
また日をおいて、今度はここでお茶でもしてみたいですね(^^)
by ユキヲ (2007-02-28 12:24) 

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