「結婚式当日の出来事（５）」

あっという間に、両親の花束贈呈…のはずなのですが…
司会者さんから
「ここで新婦の妹さんよりプレゼントがあります」と
紹介され『何？』と思っていたら…
なんと目の前にはエレクトーンが。

そうなんです。４つ下の妹がサプライズプレゼントで
エレクトーンで２曲、演奏してくれたんです。

まずは、作詞・作曲　喜納昌吉の「花」
そして２曲目は私と彼が大好きな曲で
両親への花束贈呈の際に使おうと決めていた曲
「ニューシネマパラダイス」

実は…
最初に披露宴のプログラムを考えた際に
私も妹にエレクトーンを演奏してもらおうと
考えてはいたのです。
妹は小学校１年生の頃からエレクトーンのレッスンに通い
社会人になり途中ブランクはありましたが
現在もレッスンを続けているおかげで腕前はそれなりのもの。
なので、レパートリーもクラシックからポップ、ジャズまでと多彩。
しかし…折しも３月は卒園式のシーズン。
保育士の妹は年度末で忙しい時期。
そんな時に演奏してもらうとなると練習という余分な
時間が必要となります。
なので、私は演奏してもらいたい気持ちを胸にしまって
披露宴の準備を進めていたんです。

そんな中でのこのサプライズ。
さすがに２曲目のサビの所では妹との今までの出来事が
走馬燈のように頭の中をかけめぐり…この日初めて泣きました。

妹から後日話しを聞いた所によると…
「エレクトーンを隠すために黒い布を借りて、
そこにお花を置いて棚のようにカムフラージュしてたんだよね。
それより大変だったのは、私がチャペルでの挙式の最中に
感極まって泣いてたらコンタクト片方落として…（笑）
ライトを楽譜にめいっぱい当ててもらって
何とか演奏をこなしたのよぅ」とのこと（笑）
本当、ありがとうの気持ちでいっぱいでした。