「向田邦子ドラマとか、ゆるい美術系番組とか、NHKとか…」 [テレビのはなし]
1月2日(月・祝)
相方、仕事のため、元日にひきつづき、私ひとり。
さすがに食べてばかりなのも気が引けたので運動ついでに、一人外出。
2日から初売りだったタカシマヤへ…
婦人服のバーゲンなんぞには目もくれず
(最近、お気に入りの洋服のお店がないんだよね…タカシマヤ)
観てきたのは
「からくり人形」
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2012-01-02
(後追いだけど、画像アップするの忘れそうだからあげてみたりして…)
健全というか…年寄りっぽいというか(自虐的コメント)
で、その後…1人で真清田神社に初詣。
「あ、そうそう…初詣って…帰りに寄り道しちゃいけないらしいよ」
寄り道するとご加護が逃げるとか云々…
「だから甘酒飲むの我慢したわ(笑)」
で、帰宅してから、家で飲んでた。
(甘酒だから健全でしょ?生姜も入れて温まるし…笑)
そして、あれを観てたのです。
TBS系で放送されていた向田邦子新春ドラマスペシャル「花嫁」
http://www.tbs.co.jp/hanayome2012/
35年前に向田邦子さんが『日曜劇場』のために書き下ろした名作だそう。
うーむ…観ていた人、いたかな。観ていた人に感想聞きたい。
私…母親役が泉ピン子さんだったからさ…
「TBSだし、なんとなく渡る世間は鬼ばかり的な香りが…」
なんて思ってたんだけど(またそうやって毒舌を…)
いや、ピン子さんは嫌いじゃないのよ、私。
実際、年始に放送していたフジテレビ系「ボクらの時代」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/jidai/index.html
で、女優の小雪さんと小雪さんのお姉さんとの3人での
結婚がらみのトークなどは言葉のキレも良くて「なるほど」というような
話もたくさんされていた訳だし…。
だけどなぁ…なんとなくの違和感の理由はこれかな?と思った…
「プロデューサーが石井ふく子さん」
なるほどなぁ…だから小林稔侍さんか…
向田邦子ドラマで、
小林といえば…私の方では小林薫さんなのだが…
(分かる人には分かる話…だか、それは単に私の好みでもある…苦笑)
色々あるけど…仲間由紀恵さんがどうもしっくり来なくてね…
「やっぱり橋田壽賀子さんの影がちらほらと…」
(それはやはり…ハルとナツ…もしくは、JAPANESE AMERICANSの影響?)
なんといっても小林綾子さんよね…
「演技上手とはいえ…やっぱり橋田壽賀子さんの影が…(くどい?)」
だって、とどめのキャスティングが野村昭子さんでしょ?(苦笑)
まあねぇ…ピン子さんが主役だからなぁ…
あのキャスティングは致し方ないのかもなぁ(遠い目)
しかし…スペシャルドラマの特設webサイトの人物相関図に画像掲載できない人が
キャスティングされるっていうのもね…大人の事情だって分かるけど…
http://www.tbs.co.jp/hanayome2012/chart/
(長男役を演じていた佐野瑞樹さんは、J事務所所属である)
唯一の救いは脚本がベテランの黒土三男(くろつち みつお)さんが担当されたことかな。
(映画「蝉しぐれ」などの脚本も担当されたお方、
私達の世代だと「とんぼ」とか「親子ゲーム」の脚本家という方がおなじみでしょうか)
「意見には個人差がありますが…」
なんだかなぁ…
石井ふく子さんには大変申し訳ないと思いつつも…やはり…
「久世光彦さんが生きていたら…」
と思ってしまった。
「お母さん役というと私の中ではどうしても加藤治子で
ナレーションは黒柳徹子なのよね…」
残念なのですが…ピン子さんはあまりにも
渡る世間や土曜ワイド劇場のイメージが強すぎて…
「なんだか、しっくり来ないの」
なんて久しぶりの向田邦子ドラマで不完全燃焼で終わった私を
まるで見透かすかのように、翌日の3日…
BS朝日で「向田邦子が、教えてくれること」という番組が
2時間近くのスペシャルとして特集されていてた。
http://www.bs-asahi.co.jp/mukouda/
観て驚いた。
ナビゲーターが山口智子さんで
「あぁ『向田邦子の恋文』だ!」と思ってしまって…
それはもう、食い入るように観ていたのでした。
2004年、生誕80年を記念して企画されたTBSのドラマ
「向田邦子の恋文」
あれは、久世光彦さんが既に2001年を最後に終わっていた
向田邦子のドラマシリーズ「風立ちぬ」
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0422.html
それから後に「絶対に山口智子を口説いて、向田ドラマをTBSでやる。
意地でもやる」とおっしゃっていた思いのこもったドラマというのを
私は久世さんが亡くなってから知ったのでした。
(注:2007年のNHK「私のこだわり人物伝」久世光彦より)
そんな2004年の年始に放送された「向田邦子の恋文」
私は年始と盆は必ず向田ドラマを観ていた頃を懐かしく思いながら
食い入るように観ていたのでした。
そんな経緯もあって、BS朝日の特集番組は本当に
そのドラマの延長線上にあるのではないかと思うほど
山口智子さんの案内人ぶりが時に向田邦子さんに見えてくる不思議。
そしてる山口智子さんの歩く裏通りなどは
まさにあの「向田ドラマ」の空気感そのもの。
そして向田さんの文章を咀嚼して消化して
心の栄養としている山口さんが発する言葉のひとつひとつが
観ているこちらにも迫ってくる。
作品から文章を引用したりして…
私も文庫本でいくつか読んでいるので、知っているフレーズもいくつか…
なんだかまた手持ちの文庫本を読み直したくなりました。
とまあ、久しぶりに内容の濃い特番を観て、ぼんやりしていたら…
あっという間に5日の仕事始めとなったのでした。
「何だか地味な年末年始?」
いや…まぁ、身の丈に合った年末年始かと。
さて最近、BS系の番組を観ることが多いのですが…
その中でも面白いのが、「ぶらぶら美術博物館」
http://www.bs4.jp/guide/entame/burabura_art/outline.html
山田五郎さんと、おぎやはぎのユルい感じがまた笑える…そんな美術系番組。
美術系番組といえば…NHKの日曜美術館がおなじみですが…
NHKの日曜美術館はちょっと背筋をピンとして
姿勢改まってみるようなイメージだけど…
「ぶらぶら美術博物館」は
仕事で疲れていても、なんとなく片手間にすんなり観る事できる美術系番組。
だからいいのかもね。
たまたま、1月22日まで愛知県美術館で開催されていた
ジャクソン・ポロック展の特集の番組を観たのがきっかけ。
「その番組のおかげで、名古屋城の本丸御殿の工事中のところを
一般の人が見学できるって知ったのよ」
いい意味で恐ろしい番組。
サブ的な情報が意外と私にとってはツボだったりする。
あとは知人のおすすめで見始めた「グレーテルのかまど」
http://www.nhk.or.jp/kamado/
ブラタモリ、日曜美術館etc…と
「相変わらずNHK率高い」
受信料以上に観ているのでは?と思う今日この頃。
ちなみに…最近は…
「民放もNHKも連ドラとか観てないです」
この時期は特に繁忙期にさしかかるので、
普段から毎週録画している番組観るだけでも精一杯なのです。
ま、そんな今日この頃です。
相方、仕事のため、元日にひきつづき、私ひとり。
さすがに食べてばかりなのも気が引けたので運動ついでに、一人外出。
2日から初売りだったタカシマヤへ…
婦人服のバーゲンなんぞには目もくれず
(最近、お気に入りの洋服のお店がないんだよね…タカシマヤ)
観てきたのは
「からくり人形」
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2012-01-02
(後追いだけど、画像アップするの忘れそうだからあげてみたりして…)
健全というか…年寄りっぽいというか(自虐的コメント)
で、その後…1人で真清田神社に初詣。
「あ、そうそう…初詣って…帰りに寄り道しちゃいけないらしいよ」
寄り道するとご加護が逃げるとか云々…
「だから甘酒飲むの我慢したわ(笑)」
で、帰宅してから、家で飲んでた。
(甘酒だから健全でしょ?生姜も入れて温まるし…笑)
そして、あれを観てたのです。
TBS系で放送されていた向田邦子新春ドラマスペシャル「花嫁」
http://www.tbs.co.jp/hanayome2012/
35年前に向田邦子さんが『日曜劇場』のために書き下ろした名作だそう。
うーむ…観ていた人、いたかな。観ていた人に感想聞きたい。
私…母親役が泉ピン子さんだったからさ…
「TBSだし、なんとなく渡る世間は鬼ばかり的な香りが…」
なんて思ってたんだけど(またそうやって毒舌を…)
いや、ピン子さんは嫌いじゃないのよ、私。
実際、年始に放送していたフジテレビ系「ボクらの時代」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/jidai/index.html
で、女優の小雪さんと小雪さんのお姉さんとの3人での
結婚がらみのトークなどは言葉のキレも良くて「なるほど」というような
話もたくさんされていた訳だし…。
だけどなぁ…なんとなくの違和感の理由はこれかな?と思った…
「プロデューサーが石井ふく子さん」
なるほどなぁ…だから小林稔侍さんか…
向田邦子ドラマで、
小林といえば…私の方では小林薫さんなのだが…
(分かる人には分かる話…だか、それは単に私の好みでもある…苦笑)
色々あるけど…仲間由紀恵さんがどうもしっくり来なくてね…
「やっぱり橋田壽賀子さんの影がちらほらと…」
(それはやはり…ハルとナツ…もしくは、JAPANESE AMERICANSの影響?)
なんといっても小林綾子さんよね…
「演技上手とはいえ…やっぱり橋田壽賀子さんの影が…(くどい?)」
だって、とどめのキャスティングが野村昭子さんでしょ?(苦笑)
まあねぇ…ピン子さんが主役だからなぁ…
あのキャスティングは致し方ないのかもなぁ(遠い目)
しかし…スペシャルドラマの特設webサイトの人物相関図に画像掲載できない人が
キャスティングされるっていうのもね…大人の事情だって分かるけど…
http://www.tbs.co.jp/hanayome2012/chart/
(長男役を演じていた佐野瑞樹さんは、J事務所所属である)
唯一の救いは脚本がベテランの黒土三男(くろつち みつお)さんが担当されたことかな。
(映画「蝉しぐれ」などの脚本も担当されたお方、
私達の世代だと「とんぼ」とか「親子ゲーム」の脚本家という方がおなじみでしょうか)
「意見には個人差がありますが…」
なんだかなぁ…
石井ふく子さんには大変申し訳ないと思いつつも…やはり…
「久世光彦さんが生きていたら…」
と思ってしまった。
「お母さん役というと私の中ではどうしても加藤治子で
ナレーションは黒柳徹子なのよね…」
残念なのですが…ピン子さんはあまりにも
渡る世間や土曜ワイド劇場のイメージが強すぎて…
「なんだか、しっくり来ないの」
なんて久しぶりの向田邦子ドラマで不完全燃焼で終わった私を
まるで見透かすかのように、翌日の3日…
BS朝日で「向田邦子が、教えてくれること」という番組が
2時間近くのスペシャルとして特集されていてた。
http://www.bs-asahi.co.jp/mukouda/
観て驚いた。
ナビゲーターが山口智子さんで
「あぁ『向田邦子の恋文』だ!」と思ってしまって…
それはもう、食い入るように観ていたのでした。
2004年、生誕80年を記念して企画されたTBSのドラマ
「向田邦子の恋文」
あれは、久世光彦さんが既に2001年を最後に終わっていた
向田邦子のドラマシリーズ「風立ちぬ」
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0422.html
それから後に「絶対に山口智子を口説いて、向田ドラマをTBSでやる。
意地でもやる」とおっしゃっていた思いのこもったドラマというのを
私は久世さんが亡くなってから知ったのでした。
(注:2007年のNHK「私のこだわり人物伝」久世光彦より)
そんな2004年の年始に放送された「向田邦子の恋文」
私は年始と盆は必ず向田ドラマを観ていた頃を懐かしく思いながら
食い入るように観ていたのでした。
そんな経緯もあって、BS朝日の特集番組は本当に
そのドラマの延長線上にあるのではないかと思うほど
山口智子さんの案内人ぶりが時に向田邦子さんに見えてくる不思議。
そしてる山口智子さんの歩く裏通りなどは
まさにあの「向田ドラマ」の空気感そのもの。
そして向田さんの文章を咀嚼して消化して
心の栄養としている山口さんが発する言葉のひとつひとつが
観ているこちらにも迫ってくる。
作品から文章を引用したりして…
私も文庫本でいくつか読んでいるので、知っているフレーズもいくつか…
なんだかまた手持ちの文庫本を読み直したくなりました。
とまあ、久しぶりに内容の濃い特番を観て、ぼんやりしていたら…
あっという間に5日の仕事始めとなったのでした。
「何だか地味な年末年始?」
いや…まぁ、身の丈に合った年末年始かと。
さて最近、BS系の番組を観ることが多いのですが…
その中でも面白いのが、「ぶらぶら美術博物館」
http://www.bs4.jp/guide/entame/burabura_art/outline.html
山田五郎さんと、おぎやはぎのユルい感じがまた笑える…そんな美術系番組。
美術系番組といえば…NHKの日曜美術館がおなじみですが…
NHKの日曜美術館はちょっと背筋をピンとして
姿勢改まってみるようなイメージだけど…
「ぶらぶら美術博物館」は
仕事で疲れていても、なんとなく片手間にすんなり観る事できる美術系番組。
だからいいのかもね。
たまたま、1月22日まで愛知県美術館で開催されていた
ジャクソン・ポロック展の特集の番組を観たのがきっかけ。
「その番組のおかげで、名古屋城の本丸御殿の工事中のところを
一般の人が見学できるって知ったのよ」
いい意味で恐ろしい番組。
サブ的な情報が意外と私にとってはツボだったりする。
あとは知人のおすすめで見始めた「グレーテルのかまど」
http://www.nhk.or.jp/kamado/
ブラタモリ、日曜美術館etc…と
「相変わらずNHK率高い」
受信料以上に観ているのでは?と思う今日この頃。
ちなみに…最近は…
「民放もNHKも連ドラとか観てないです」
この時期は特に繁忙期にさしかかるので、
普段から毎週録画している番組観るだけでも精一杯なのです。
ま、そんな今日この頃です。
2012-01-25 00:32
nice!(1)
コメント(2)
ご無沙汰してます、blueです(笑)
このドラマ、見逃してました!
向田邦子作品、必ず観る派なのにー
でも申し訳ないがピン子さんなら観なくてもよかったかも。。
小林薫、加藤治子、山口智子、うんうんなメンバーだわ。
恋文はもう大好きな作品で、本も読み返しては溜め息ついてしまいます(いろんな意味で。笑)
あーまた読みたくなりました。
by blue (2012-01-25 07:20)
>blueさんへ
コメントありがとうございます。
いやもう…昔の向田ドラマファンの方はショックだと思いますよ。
いろいろな意味で(苦笑)
blueさん、観なくて良かったかもしれませんよ。
私も最初から最後まで観たものの…やはり消化不良でしたね。
キャスティングが特に…
やはり橋田壽賀子さんの影が…(また言う…笑)
なので、往年の向田ドラマを担当された久世光彦さんの
テイストを理解している大石静さんが脚本を担当されたりしたら…
また違っていたかなぁとも思ってみたり。
うぅっ…やはり、向田ドラマは往年のタイトルを
DVDで観た方が良いかなと2日のドラマを観て
あらためて身にしみました。
なので、これ観るだけでもう何だか涙ぐんでしまいます。
http://www.tbs.co.jp/kuni-koi/menu_top.html
実は私、恋文はドラマで観たクチで、書籍の方は
読んでないんですよね。
他にもまだまだ読み込めてない本があるので…
また時間をみて読み返そうかと思っています。
by ユキヲ (2012-01-26 00:04)