「2010年の初釜」 [食べ物のはなし]
１月２日（土）
実は母がまた、初釜のチケットを手に入れ
私と妹が行くことになりました。
お席を持つ先生は昨年と違いますが…
場所も昨年と同じ「国宝茶室如庵」ですし
お点心などを用意するホテルは昨年と同じ名鉄犬山ホテルです。
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2009-01-06
年末の週間天気予報では雪の予報が…
残念ですが…着物を着るのは断念しました（笑）
そんな私の気持ちを知ってか知らずか…
大晦日から元旦には見事に雪が積もり
冷え込みも相当なもの。
窓から雪景色を観て一言。
「これは大変なことになったなぁ」
でも、私などは行くだけで良いですが…
「今年の初釜の席を担当された亭主さんは大変だろうに…」
朝、早起きして…家のことを済ませて
この日も仕事だった相方をあわただしく見送り
その後を追うようにして、まずは実家へ出発。
とはいえ、我が家の周辺は、まだまだ残雪が…
「実家で履き替えたら良いし」
と思って、スカート姿にスニーカーで出かける。
ヒール付きのパンプス履いて転倒するぐらいなら…と思ってね。
そして電車＆バスを乗り継ぎ、実家に到着。
玄関開けて私の姿見た母
『何だかスカートにスニーカーでニューヨーカーみたいじゃない』と大笑い。
はぁ？何それ？
「だって、身なりなんて構ってられないでしょ！！！」
後頭部打って転倒したら責任取ってくれるんですか？（笑）
まあ、そんな相変わらずな母のやりとりがあり…妹も登場。
で、妹の運転でいざ犬山城方面を目指します。
ええ、妹の子供の「はやくん（２歳になりました）」はお留守番。
母には懐いているようですが…
父とはあいかわらずしばらく緊張状態が続くそうです。
（しかし、この後３人で一宮の真清田神社に初詣に出かけたようです…笑）
さて車の中で、アラサートーク。
あいかわらずテレビの話ばかり（笑）
「そういえば…犬山城と言えばさ…
随分前の『笑っていいとも！』で、ロンドンブーツの田村淳がさ
自分の中のベストな城の２位に上げてたよね」
『あー観たよ。私も…あの人、城好きだったんだね』
「武将に「攻めろ」って言われた一人の足軽の気持ちで行くって
言うんだから相当マニアよね（笑）
ほら、犬山城のこと、何か攻めやすいお城っぽいんだけど、
実は難攻不落の城じゃないかというくだりの話だったわよね。
『あんなとこから鉄砲窓があるよって、撃たれちゃう！』って」
妹笑いながらハンドル切る（笑）
続いては…小中学生、ジャニーズにいれ込んでいたアラサー２人。
自然と話は光GENJIの話に…
「そういえば捕まっちゃったね…元メンバーの赤坂くん」
『ねぇ…もう実刑だよね』
「ね、子役の頃からピーターパンとかで舞台に出ててさ…
ほら、ドラマ「ホテル」とかでも頑張ってたのにさ…
１度目ならまだしも…これで２度目だもん。残念だわ。
それに他のメンバーは舞台などで頑張っているというのにね。
こないだ観てきたよ…アツヒロくん
（注：フロスト/ニクソン）
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10-3
まあ、２０年も過ぎてあんなに間近であっくん見る事が出来るとはねぇ。
ちょっと台詞、かんじゃってたけど…頑張ってたよ」
『だよねぇ…なんかさ…こう…嫌だよね。元アイドルの薬物事件』
「あぁ…のりぴーもね…」
『そうそう』
「あの人のおかげで、クラブのイメージが悪くなって
大変なんだから…純粋に音楽楽しみたい人には迷惑な話だし…」
『本当だよねぇ…というか子供がかわいそうだわ』
なんて話をしているうちに到着（笑）
昨年と同じぐらいの時間帯に到着したのに
まだ５席目で…（ちなみに昨年は８席目）
しかし、この５席目…実際に忌み嫌う「４」を抜いての５席目なので
実質的には４席目。
「今年はやっぱり早いね…」
今回は前記の通り、やや足下が悪いせいか…
初釜へ向かう人の足もやや遅めのようです。
待合いへと案内されて…しばらく待つ私と妹。
今年は床の間の脇に茶道具の説明を
してくださる方が常にいらっしゃったせいか
皆さん、きちんと列を作って順番を待っておりました。
まあ、せっかく並んで順番が来るとそれはそれで寂しいので（笑）
私と妹は、部屋の隅で他の方に迷惑にならないように小声で会話。
ちなみに…こちらの部屋の床の間に掛けてあった
掛け軸の虎の水墨画は大変素敵でした。
しばらくして５席目の番が来て茶室へと案内されました。
今年のお茶席を担当された亭主の方が
昨年以上に大変に気さくなお方で…
私達がお茶をいただいた席にいらっしゃった正客の方が
亭主の方と旧知の仲と思われ…
今日の悪天候の中での準備のご苦労や
今回、いただいた和菓子のこと、
そして床の間に生けられた柳の始末の苦労話など
様々なお話を引き出してくださり
大変和やかなお茶席となりました。
ちなみに今年のお茶菓子は、
名古屋の川村屋さんの練切の上生菓子でございました。
大粒の紅色の小豆（もしくは他の豆かもしれません）の
粒が味わい深い餡の外を…
ふるいで押し出して、そぼろ状態にしたと思われる
淡い桃色の練切が華やかにあしらわれた和菓子でした。
「紅白ですね」
菓子器も大変珍しいものでした。
朱塗りの漆の入れ物だったのですが
亀甲の形をした３段の菓子器で…
「初めて見たよ…こんなに段がある菓子器」
こういう大きな茶会にはぴったりですね。
水差しもイスラムの焼き物かと思うほどの鮮やかなコバルトブルーで
蓋にも周囲にも「寿」の文字があしらってあり
大変おめでたい器となっておりました。
さらに杓立ては、
七宝文様（円の円周を四分の一ずつ重ねて繋いでいく文様）の
透かしになっておりました。
炉縁には漆塗りに桐の花があしらってあり
ところどころ朱色の漆が差し色として使われておりました。
※今回のチラシにも載っていました。毎年、きちんと前撮りするんですね。
参加した側からするとありがたいです。コレは。
この後、松竹梅（と思われる）図柄をあしらった茶碗で
美味しいお抹茶をいただいて、お茶席は終了となりました。
さて、この日の底冷え具合を写真で…
屋根に残る雪…はぁ。寒いです。
「自然と歩くスピードが早くなるわねぇ」
と妹と私、失礼ながら足早に敷地内のホテルへ向かいます。
はい、お点心です。
「ほっとするねぇ」
自宅や実家とは違ったおせち料理。
また新鮮にいただけます。
寒かったですが…背筋がピンとなり…
姿勢も改まる１月２日でございました。
実は母がまた、初釜のチケットを手に入れ
私と妹が行くことになりました。
お席を持つ先生は昨年と違いますが…
場所も昨年と同じ「国宝茶室如庵」ですし
お点心などを用意するホテルは昨年と同じ名鉄犬山ホテルです。
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2009-01-06
年末の週間天気予報では雪の予報が…
残念ですが…着物を着るのは断念しました（笑）
そんな私の気持ちを知ってか知らずか…
大晦日から元旦には見事に雪が積もり
冷え込みも相当なもの。
窓から雪景色を観て一言。
「これは大変なことになったなぁ」
でも、私などは行くだけで良いですが…
「今年の初釜の席を担当された亭主さんは大変だろうに…」
朝、早起きして…家のことを済ませて
この日も仕事だった相方をあわただしく見送り
その後を追うようにして、まずは実家へ出発。
とはいえ、我が家の周辺は、まだまだ残雪が…
「実家で履き替えたら良いし」
と思って、スカート姿にスニーカーで出かける。
ヒール付きのパンプス履いて転倒するぐらいなら…と思ってね。
そして電車＆バスを乗り継ぎ、実家に到着。
玄関開けて私の姿見た母
『何だかスカートにスニーカーでニューヨーカーみたいじゃない』と大笑い。
はぁ？何それ？
「だって、身なりなんて構ってられないでしょ！！！」
後頭部打って転倒したら責任取ってくれるんですか？（笑）
まあ、そんな相変わらずな母のやりとりがあり…妹も登場。
で、妹の運転でいざ犬山城方面を目指します。
ええ、妹の子供の「はやくん（２歳になりました）」はお留守番。
母には懐いているようですが…
父とはあいかわらずしばらく緊張状態が続くそうです。
（しかし、この後３人で一宮の真清田神社に初詣に出かけたようです…笑）
さて車の中で、アラサートーク。
あいかわらずテレビの話ばかり（笑）
「そういえば…犬山城と言えばさ…
随分前の『笑っていいとも！』で、ロンドンブーツの田村淳がさ
自分の中のベストな城の２位に上げてたよね」
『あー観たよ。私も…あの人、城好きだったんだね』
「武将に「攻めろ」って言われた一人の足軽の気持ちで行くって
言うんだから相当マニアよね（笑）
ほら、犬山城のこと、何か攻めやすいお城っぽいんだけど、
実は難攻不落の城じゃないかというくだりの話だったわよね。
『あんなとこから鉄砲窓があるよって、撃たれちゃう！』って」
妹笑いながらハンドル切る（笑）
続いては…小中学生、ジャニーズにいれ込んでいたアラサー２人。
自然と話は光GENJIの話に…
「そういえば捕まっちゃったね…元メンバーの赤坂くん」
『ねぇ…もう実刑だよね』
「ね、子役の頃からピーターパンとかで舞台に出ててさ…
ほら、ドラマ「ホテル」とかでも頑張ってたのにさ…
１度目ならまだしも…これで２度目だもん。残念だわ。
それに他のメンバーは舞台などで頑張っているというのにね。
こないだ観てきたよ…アツヒロくん
（注：フロスト/ニクソン）
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10-3
まあ、２０年も過ぎてあんなに間近であっくん見る事が出来るとはねぇ。
ちょっと台詞、かんじゃってたけど…頑張ってたよ」
『だよねぇ…なんかさ…こう…嫌だよね。元アイドルの薬物事件』
「あぁ…のりぴーもね…」
『そうそう』
「あの人のおかげで、クラブのイメージが悪くなって
大変なんだから…純粋に音楽楽しみたい人には迷惑な話だし…」
『本当だよねぇ…というか子供がかわいそうだわ』
なんて話をしているうちに到着（笑）
昨年と同じぐらいの時間帯に到着したのに
まだ５席目で…（ちなみに昨年は８席目）
しかし、この５席目…実際に忌み嫌う「４」を抜いての５席目なので
実質的には４席目。
「今年はやっぱり早いね…」
今回は前記の通り、やや足下が悪いせいか…
初釜へ向かう人の足もやや遅めのようです。
待合いへと案内されて…しばらく待つ私と妹。
今年は床の間の脇に茶道具の説明を
してくださる方が常にいらっしゃったせいか
皆さん、きちんと列を作って順番を待っておりました。
まあ、せっかく並んで順番が来るとそれはそれで寂しいので（笑）
私と妹は、部屋の隅で他の方に迷惑にならないように小声で会話。
ちなみに…こちらの部屋の床の間に掛けてあった
掛け軸の虎の水墨画は大変素敵でした。
しばらくして５席目の番が来て茶室へと案内されました。
今年のお茶席を担当された亭主の方が
昨年以上に大変に気さくなお方で…
私達がお茶をいただいた席にいらっしゃった正客の方が
亭主の方と旧知の仲と思われ…
今日の悪天候の中での準備のご苦労や
今回、いただいた和菓子のこと、
そして床の間に生けられた柳の始末の苦労話など
様々なお話を引き出してくださり
大変和やかなお茶席となりました。
ちなみに今年のお茶菓子は、
名古屋の川村屋さんの練切の上生菓子でございました。
大粒の紅色の小豆（もしくは他の豆かもしれません）の
粒が味わい深い餡の外を…
ふるいで押し出して、そぼろ状態にしたと思われる
淡い桃色の練切が華やかにあしらわれた和菓子でした。
「紅白ですね」
菓子器も大変珍しいものでした。
朱塗りの漆の入れ物だったのですが
亀甲の形をした３段の菓子器で…
「初めて見たよ…こんなに段がある菓子器」
こういう大きな茶会にはぴったりですね。
水差しもイスラムの焼き物かと思うほどの鮮やかなコバルトブルーで
蓋にも周囲にも「寿」の文字があしらってあり
大変おめでたい器となっておりました。
さらに杓立ては、
七宝文様（円の円周を四分の一ずつ重ねて繋いでいく文様）の
透かしになっておりました。
炉縁には漆塗りに桐の花があしらってあり
ところどころ朱色の漆が差し色として使われておりました。
※今回のチラシにも載っていました。毎年、きちんと前撮りするんですね。
参加した側からするとありがたいです。コレは。
この後、松竹梅（と思われる）図柄をあしらった茶碗で
美味しいお抹茶をいただいて、お茶席は終了となりました。
さて、この日の底冷え具合を写真で…
屋根に残る雪…はぁ。寒いです。
「自然と歩くスピードが早くなるわねぇ」
と妹と私、失礼ながら足早に敷地内のホテルへ向かいます。
はい、お点心です。
「ほっとするねぇ」
自宅や実家とは違ったおせち料理。
また新鮮にいただけます。
寒かったですが…背筋がピンとなり…
姿勢も改まる１月２日でございました。
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