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「ジェイアール名古屋タカシマヤ:中原淳一展」 [展覧会のはなし]

以前に日曜美術館で紹介されていて…
「観たいなぁ」と思ってたら、
名古屋にも巡回すると知り小躍りしていた時分(笑)

中原淳一先生のそのすばらしい仕事の数々をテレビを通して知り
きちんと原画など観てみたいなと思って…
それになんとなく…私の好きな向田邦子の世界にも通じるような…

「昭和の時代の良き女性」の微笑みにたくさん逢えそうな、
そんな雰囲気の展覧会のような気がしたので。

ということで…
9月1日(月)仕事帰りに寄り道。

中原淳一先生がこの世に出るきっかけともなった
手作りの人形達に出迎えられて…
そこを抜けると今でも鮮やかに目に映るイラストの数々。

時に童話などのファンタジーなイラストから
スタイルブックのような、キリリとした顔立ちの女性が
キメのポーズをとった姿のイラストなどなど…

「懐かしいような…それでいて新鮮な空間」

そんな中で私は…
「人魚姫」のイラストに彩色されたものには、ただただ呆然。

その人魚姫のひとつひとつの鱗の色が微妙なトーンの彩色で表現されている。

「中原淳一先生の描いた女性に「魂」を感じてしまう」

本当に、本当に…
それぐらい活き活きとして…それでいて繊細で…
そして作品を追って観ているうちに
いかに先生の才能がすばらしかったかが分かりました。

人形作家、イラストレーター、編集者、そしてプロデューサーなどなど…

どこを切っても妥協なし、それでいてクオリティーの高い作品。

本当、ため息が出るほど。

「とても良い時間だったなぁ」
全ての作品を見終わった後、心からそう思えました。

最後のグッズ販売のスペースにて、今回の企画展のオリジナルの図録も
販売されていたのですが…展示されていた作品全てを収録されてはなかったので…

中原淳一展.jpg
「別冊太陽の『中原淳一その美学と仕事』」をお買い上げ。

こちらの方がオリジナル図録よりも高いし…

「一般的な美術館の企画展の図録並みでしたよ(苦笑)」

でも後悔しない。むしろ大満足。
中には中原先生にゆかりのある芦田淳さんから、
なんと、久世光彦さんまで…様々な著名人の方々が寄稿されており…
作品の数々も多数掲載されており…

「休日の午後の昼下がりに、紅茶でも飲みながら眺め、読みたい本」

でありました。
あとは…中原淳一先生の描く人魚姫にすっかり心奪われてしまったので…

「カラーのイラストではないけど…クリアファイルをお買い上げ」

まあ、素敵なカラーの作品はまた折をみて作品集などちゃんと見て買おうかなと。
にしても…まーた、クリアファイル買ってしまったよ(苦笑)
でも、きれいな水色のストライプがなかなか斬新で素敵だったので…後悔なし(笑)

とても良い展覧会でした。
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