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「羽田健太郎さん、逝く」 [テレビのはなし]

昨日の「題名のない音楽会21」
ハイトーンボイスな活動弁士、山崎バニラさんによる
「ドヴォルザーク物語」
(「土掘作」と壁に書かれた所にバニラさんが立ち、
 大正琴をつま弾かれ、会場が笑いであふれる)
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/html/onair/back/07/0603/index.html

最近、着物に興味が出てきたこともありこの方のお着物が気になる私(^^)
バニラさん、声もそのお着物姿もキュート!のひとこと。
とはいえ、ドヴォルザークの中で有名な「新世界」も聞き逃せない。
ということで夜にゆっくり観てみようと録画した番組を再生してみると…

いつでも、誰にでも、まるで「ご近所の音楽教室の先生」のような
その身近に感じる物腰のやわらかく音楽に対する愛情あふれる説明をし
そしてピアノの前では『水を得た魚』のように手を鍵盤の上で踊らせる。
いつものあの人がいない…
そう、あの羽田健太郎さんが。

「司会の羽田健太郎さんが体調不良のため…」
とテレビ朝日アナウンサー久保田直子さんより説明があり
その旨のテロップが流れる。

つい先週の「インドラ・トーマス」さんの回では
トーマスさんと羽田さんのトーク内で
「富士山」に興味のあるトーマスさんに
『私は富士山でピアノを弾いたことがありますよ』と
にこやかにトークをすすめている羽田さんがいたのに
(たぶん、テレビ朝日系の夜の報道番組のお天気のコーナーでの絡みで
 羽田さんはよく中継で演奏していたことがあったのでそのことだと思う)

「体調不良ってことは…また療養されたら元気に戻っていらっしゃるはず」

と思っていた私にとって、今日のニュースは大変ショックだった。

宮川彬良さんが出演されたことがきっかけとはいえ、
昨年から毎週のように観てきた「題名のない音楽会21」
この番組に羽田さんはなくてはならない存在。

特に昨年の秋に放送された
日本を代表するピアニスト前田憲男・佐藤允彦・羽田健太郎の
3名による3台ピアノユニット「トリプルピアノ」の回は
圧巻で何度も巻き戻して見直したほど。
本当、素晴らしかった。

ああ、もうトリプルピアノは聴けないんですね。
とても残念でなりません。

ご冥福をお祈りいたします。


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コメント 2

れお

本当に突然のことで私もびっくりしました。
一度はコンサートに行ってみたいと思っていたのに・・・。

「題名のない音楽会」も、ここ最近になって見始めていて、もっと前から見ていたらよかったのにと後悔しています。次の司会はどなたが務めるのでしょうか。
by れお (2007-06-06 12:45) 

ユキヲ

>れおさんへ
コメントありがとうございます。
私も一度羽田健太郎さんの演奏は一度、生で聴いてみたかったのですが…
その思いも叶わない夢になってしまいました。
「題名のない音楽会」は、やはり羽田健太郎さん以外の進行役が浮かびません。
それほど、羽田さんはあの番組にはなくてはならない人でした。
あのにこやかな、音楽好きのオーラあふれるトークと演奏がもう聴けないかと思うと
本当、残念でなりません。
来週、再来週と番組では追悼番組の形式となるようです。
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/
今までのすばらしい演奏を再び聴くことができるかもしれませんが…
やはり、寂しいですね。
by ユキヲ (2007-06-06 21:55) 

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