「嫌われ松子の一生」 [映画のはなし]
ちょっと前に「嫌われ松子の一生」を見ました。
といっても「Dr.コトー診療所」を見ている私は当然「ドラマ版」の方は見ていません。
「個人的に内山理名さんは、『松子』っていうキャラとは少し違うと思うし…」
とも思いまして…結局のところ「中谷美紀の『松子』が見たい」
という訳で、彼が借りてきてくれた「嫌われ松子の一生」の映画版を見たワケです。
次から次へと場面が変わり、松子の相手が変わり、そして松子の表情も変わる。
「90年代に流行ったジェットコースター的ドラマ」という印象を受けたのは私だけ?
カンニングの竹山、劇団ひとり、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦など
俳優を本業としていない人の起用も確かに見どころではありました。
けど、カンニンング竹山とのからみはコントのようであり
劇団ひとりが、劇中、奥さんに松子との浮気がばれて
松子に怒鳴り込む所なんぞは、劇団ひとりお得意の「ネタ」のよう。
こんな具合に、次から次へと登場人物があらわれるわけで…
さらに、CGとかミュージカルを彷佛とさせるシーンも出てくる。
基本的には私はCGとかミュージカル、好きじゃないから見ていて
「そこはその効果ない方がいいんじゃないか」っていうのもあった。
でも、まあ、それがあったから、
「画面構成というか、話しの流れは飽きさせない『要素』」みたいなモノがあって、
ああいう悲劇をどんどん見せて(魅せて?)いくこともできたんだというのもある。
とにもかくにも…
あの芝生に横たわる松子を上から撮っている所などは素直に「きれい」だと思ったし…
ラストに向けてのあのシーンは上手いと思った。
ま、何度も見たいという映画ではなく1回見れば満足の映画かな。
個人的に…高校時代、毎週見ていたドラマ「あすなろ白書」(じ、時代を感じる…)で、
ちょっと悪なんだけど、一途な女の子役をしていた黒沢あすかさんが
AVビデオ制作の社長として出て来たので思わず「おぉ〜っ」と驚いてしまった。
そしてなんとなく目が離せなかったですね(笑)
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