「アフタヌーンティー30周年記念コラボレート:ディックブルーナ」 [デザインetcのはなし]
アフタヌーンティーが今年の9月で30周年迎えました。
それを記念して様々なキャンペーンやアイテムが発表されていました。
例えば、毎週、週代わりでこんなノベルティーも配布されていました。
(これはミルクピッチャーをかたどったストラップ…意外と大きい)
とはいえ…
私、はっきり言ってしまうと…アフタヌーンティーって…
「私のジャンル外のような気がして…」
基本、アフタヌーンティーのアイテムって愛らしいじゃないですか。
デザインが…それにひきかえ私ときたら…
「メンズライクなモノが好き」
ええ、無印とかね…(苦笑)
とまあ、そんな私がなぜにアフタヌーンティーに吸い寄せられるように
寄り道したかといえば…これでした。
ディック・ブルーナのオリジナルキャラクター「ブラックベア」
ブラックベアとは、ディック・ブルーナの実父が経営する出版社、
A.W.ブルーナ&ゾーン社で手がけたペーパーバックの装丁用に
生み出されたキャラクター。
ミッフィーを生み出すより前に、これが彼の最初の仕事。
ええ、元々はブルーナさんはグラフィックデザイナーでもあるので。
ちなみに、ブラックベアの目が真っ赤なのは
毎晩遅くまで本を読んでいるから、という設定だから。
ブルーナさんと言うとミッフィーへ焦点が行きがちですけど…
個人的に言うと…ミッフィーよりもこちらの方が好き。
ディックブルーナ展に2度ほど出かけている私ですが…
彼は絵本作家としても大変クオリティーが高いものを
作り続けていますが、故郷でのグラフィックデザイナーとしての
ポスターデザインは、大変秀逸だと私個人は思っています。
という訳で…たくさんあるグッズの中より吟味したつもりですが…
「結局、これだけお買い上げ」
そしてブルーナコラボレーショングッズを購入すると
こちらの、オリジナルカードがいただけました。
今回のコラボレーショングッズの売上金額の1%を
アフタヌーンティーは、震災復興支援プロジェクト「LIFE31」に
寄付されるそう。
この涙を流すミッフィーは朝日新聞に掲載されましたよね。
「あまり泣かない子うさぎが大粒の涙を流している。
しかも2粒も。あえて色はつけなかったという。
鉛筆で力を込めて
「日本のみなさまへ思いを込めて ディック・ブルーナ」
簡素なイラストとメッセージのなかに、
ブルーナさんの深い悲しみと優しさが感じられる」
「愛する人との別れは悲しいことです。
でも『あなたの人生はこれからも続いていくんだよ』と伝えたかったのです」
と、涙のわけを語っていた。
うちは地元の新聞なので…これはネットニュースで知ったのですが…
もうジーンときてしまいましたね。
日本の子どもたちに、ミッフィーはもちろん
作者であるブルーナさん自身も優しく寄り添っているような
気がしてなりませんでした。
こうしてお気に入りのグッズを通して、
震災復興のお手伝いにもなるのですからね。
そういう意味では今回はしっかりとお手伝いさせていただきました。
ミッフィーちゃんの涙の粒が少しでも小さくなるように…
一日も早い被災地の復興を願うばかりです。
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