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「2009一宮市現代作家美術秀選展、無事終了」 [作品制作のはなし]

11月に行われた第67回一宮市美術展に出品したパネル作品
Frogmini.jpg
なんと市長賞をいただき、
それに伴い、12月5日(土)から一宮市博物館で開催の
「2009一宮市現代作家美術秀選展」に展示されることに…

博物館3.jpg
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2009-12-02

おかげさまで、12月20日(日)をもって無事に終了いたしました。

お忙しいところ、会場に足を運んでくださった皆様、
本当にありがとうございました。
メールやお葉書で…
様々な方から感想をいただけたりして…本当に嬉しかったです。

20日の最終日に搬出も兼ねて一宮市博物館を訪れました。
博物館1.jpg
裏からの出入口付近にはイサム・ノグチの作品。
博物館2.jpg
常設展は、地元の名所、旧跡や貴重な出土品などを紹介する
「歴史探訪」とも言える素晴らしいスペースでした。

そうそう…小学生の頃などは、「繊維の街、一宮」らしく
社会の授業などで、「一宮とオーストラリアとの関係」とか
(注:当時、羊毛を輸入していたことから)
いろいろ学びましたよ。
それと…「現在も残る、古墳」とか
(注:一宮市内には、古墳が多数残っています)
勉強したなぁと、遠い記憶をたぐりよせつつ
展示品を観ておりました。

いや…本当にありがたいです。
こうした不景気で、文化事業の維持も大変な中で…
地元にこうした歴史を伝える場があるということ。
ましてや、そういう場所で自分の作品が展示されたということ。

「今年最後の締めくくりにふさわしい作品展示でした」

もう感謝以外の言葉が浮かびません。
本当、今回はいろいろな方に感謝、感謝です。

一昨日、吹雪いていた空がうそのように
この日の空は程よく雲が浮かび、清々しい空でした。
青空.jpg


あと、作品を観ていていろいろと思い出した話。
(私事な話ばかりなのでスルーしても可です…笑)
これは一宮市美術展の時にも思ったのですが…
今回も書道作品が多数展示されていたので
自然とお世話になった、酒井先生のことを思い出しました。
※随分前に桜の話で書いてみた先生です。
http://yukiwochannel.blog.so-net.ne.jp/2005-04-10-2
実は私も以前、14年ほど書道を習っておりました。

さすがに先生とは14年のおつきあいでしたので
それはもう…小さい思い出から、大きな思い出までたくさん。
私も先生の厳しい言葉で、さんざん泣かされましたが(苦笑)
どういう訳か、辞めることもなく…
気がついたら14年も続いてました。
たぶん、長くお稽古が続いたその理由は
練習すればするほど段位が上がったからだと思います。
もちろん、先生の的確な指導があっての結果です。間違いなく。

しかし…書道教室通いの最後はあっけなく…
社会人になり、仕事についていけず体調も崩しがちになり
結局、先生にきちんと「辞めます」とけじめの言葉も言わないまま
フェイドアウトするように私は教室から足を遠ざけてしまいました。

それだけが先生に対する不義理と後悔。

そんな先生も、もう亡くなってしまって
私もそのことについて謝ることもできず今に至ります。
なので、ふと美術館だったり、市民ギャラリーなどで
毛筆の掛け軸や、額装を見ると、自然と先生のことが思い出されて…
懐かしいのと申し訳ないので胸がいっぱいになります。
特に今日はもう随分と我慢しました。

というのも…書道の作品にこんな言葉がありまして…

「功夫不負有心人」

漢文ですが…「こうふは、こころある人に背かず」ということ。
つまり、積み重ねる努力をする人に必ず良い結果で報われるという意味です。

私の頭の中では、この言葉が毛筆で書かれていたせいか…
昔…書道教室で、先生のお手本の文字を見ながら何度も書いていた
昔の私と、それを見守りつつ、時に厳しい声をかける先生の姿がシンクロして…
なんだかもう涙があふれそうになって…こらえるのに必死でした(苦笑)

それとこの言葉は来年のためのキーワードのような気もして…
また背中を押してもらえたような…そんな気もしました。

「来年もまた実りある1年に…」

決意も新たに、搬出作業を終え、家へとたどり着きました。

さて…名古屋市千種区のえいこーんずさんにて
http://www.haycorns.net/
1月に開催の「冬のモコモコ小物展」
こちらの作品展示のめども立ちまして…

そして年賀状の準備も半分ほど終え、あともう一息。
ようやく年末の雰囲気を感じられるほどの
ココロの余裕が出てきました(苦笑)

あともう2週間もないんですね…
新年が気持ちよく迎えられるように体調を整えて大晦日まで過ごしたいものです。

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コメント 2

ピエール薪

書道を14年も続けてらしたんですね((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォ

フェイドアウトしても、後ろ髪ひかれるような思い・・・ってならない人もいますからね~。
先生を思い出して、思わず涙が出そうになるぐらいだから、先生と心が通っていたと思いますし、今後も絵の分野で、努力を積み重ねていけば、よいのではないかなあ・・・
なんてヾ(;´▽`A``思ったりします。

心に残る先生と出会えていたのは、本当に幸せなことですね!
by ピエール薪 (2009-12-21 08:27) 

ユキヲ

>薪ちゃんへ
コメントありがとうです。
硬筆(ボールペンや、鉛筆)の筆跡が、
どう考えても書道14年間習った人のものでは思えないほど
私の筆跡はお恥ずかしい限りなので(失笑)
最近はあまりおおっぴらに話をしないようにしています(笑)

変な話…
「先生」という言葉から連想するのは私にとっては
どうしてもこの書道の先生そのものなんですよね。
厳しくも優しい。それでいて尊敬できる人。
それぐらい先生の影響力は私にとっては大きいのかもしれません。
あと…忍耐力を養われたのは…
やはりあの書道教室での14年間が大きいかなと思います。
そうですね。絵の方で少しずつ積み重ねていけたら
私もいいなぁと思っています。
by ユキヲ (2009-12-21 09:59) 

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